福島県の小鳥の森から自然情報をお知らせします。
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夏の野鳥も 冬の野鳥も

冬鳥の飛来が目立つ中、朝の森でアオバトの若い個体が2羽朝日を浴びて休んでいました。

小鳥の森では夏の野鳥として確認することはありますが、冬直前は珍しい確認です。

(アオバト)

(アオバトと奥でツグミが飛んでいます)

 

冬鳥はツグミやシロハラ、シメの飛来が多くなり、森の中で赤い実を食べている様子を見ることが出来ました。ウソもリョウブの実を食べに飛んできました。

(ツグミ)

(リョウブの実を食べにきたウソ)

 

 

これから色々な場所で冬の野鳥が多く観察されます。

朝こそ寒い季節ですが、日中などバードウォッチングに森へ歩きに来てみてはいかがでしょうか。

輝くもの

今日は暦の上では「立冬」

小鳥の森では冷たい風が吹いていて、寒さが身にしみます。

 

虫の姿を見る機会は少なくなりましたが、探してみると意外と目に付きます。

先日もまだ樹液にくるオオスズメバチや小径を歩くアオオサムシやオオヒラタシデムシが確認できました。

 

林内にある水辺ではオオアオイトトンボが飛び交っていました。

体は金緑色で、日に照らされると輝き、とても綺麗です。

 

 

また、近くにはムラサキシジミの姿も。

 

 

こちらは日光浴中で翅の青紫色が光り輝いていました。この発色はいつ見ても見とれてしまう美しさがあります。

ムラサキシジミは成虫で越冬する蝶。これからの厳しい冬の寒さを耐え抜いていきます。

 

立冬を過ぎると、虫も見納めになるでしょうか。

ホオジロ類

霜月(11月)になり、一段と寒さを感じるようになった気がします。

 

園内ではホオジロの仲間が目立つようになってきました。

すでにアオジやカシラダカは確認されていましたが、ミヤマホオジロやクロジも初認となりました。

 

ミヤマホオジロ♂

 

ミヤマホオジロ♀

 

見た目も地味、いる場所も茂みの中や枯れ草の上などで、鳴いているのはわかりますが、姿が見えないこともよくあるホオジロの仲間。

 

そんな彼らですが、ふと目の前に出てきてくれたときは嬉しいものです。

冬の野鳥が増えてきました

最低気温が10度を下回る日が増えてきたせいか、冬の野鳥が園内で観察するようになりました。

10月20日にはカシラダカ、ジョウビタキ、シメが、

10月24日にはウソ、シロハラ、ツグミ、アトリ、ゴジュウカラなどを見ることが出来ました。

また夏鳥のキビタキやクロツグミ、旅鳥のマミチャジナイも確認することがあり、

ちょうど夏鳥と冬鳥の入れ替わり時期で両方を見ることが出来ています。

野鳥はなかなか鳴いてくれない時期なので、探すのがとても難しいですが、

ゆっくり森を歩いていると、色々な野鳥の遭遇するかもしれません。

 

(カシラダカ)

 

(シメ)

 

(ジョウビタキ)


 

 

 

ついに来た

小鳥の森の木々の葉も色づきはじめ、一層秋らしくなってきました。

 

冬鳥の便りも福島県内外から聞こえ始めました。

園内でもカシラダカやシメなどが観察されています。

 

そして、とうとう「ヒッヒッヒッ・・・」という澄んだ声が森の中から聞こえてきました。

冬鳥を代表するジョウビタキです。

 

 

鳴きながらペコペコとおじぎをする様子は冬の訪れのあいさつをしているようでした。

 

暗い森の中で

今日は朝から冷たい雨が降っていました。

そんな中でも小鳥たちは元気に森の中を動き回っています。

 

ネイチャーセンターの外から「ジュリリ、ジュリリ」という声が聞こえてきました。

エナガです。

 

エナガは林の中や木の多い公園などで普通に見られますが、その愛くるしい姿のため、ついつい見入ってしまいます。

 

雨も降り暗い森の中ではありましたが、エナガ数羽が羽繕いしている様子をネイチャーセンターからゆっくり観察できました。

 

ネイチャーセンター内から

森の中もだいぶ涼しくなってきました。鳥の渡りの季節になり、各地で鳥の移動の情報が入るようになってきました。

 

小鳥の森でも渡りの途中の鳥が見られました。

旅鳥のエゾビタキです。エゾビタキは日本では通過で立ち寄るだけなので、この渡りの時期にしか見られません。コサメビタキに似ていますが胸に縦斑があるのが特徴です。

 

エゾビタキ(2019年9月15日撮影)

 

昨日はネイチャーセンターの観察窓から樹上でエサとりをしている姿を観察できました。

昨年のエゾビタキの小鳥の森での滞在期間は10日ほどでしたが、今年はどのくらい小鳥の森に滞在してくれるでしょうか。

 

また、今日は朝から雨が降り続いていますが、ネイチャーセンター周辺で久しぶりにキビタキが姿を見せてくれました。こちらもネイチャーセンターの観察窓から観察。低木の中でしばらくじっとしていました。雨宿りでもしていたのでしょうか。

 

キビタキ(2019年9月16日撮影)

 

来月には冬鳥の姿も確認できるようになります。夏鳥や旅鳥が見られるのもあと少しになってきました。

吸水中

小鳥の森でも今日は30℃近くまで気温が上がり、久しぶりに暑さを感じました。

 

ネイチャーセンターの入口ではウラギンシジミが吸水しにきていました。

 

 

この蝶は吸水している姿を見る機会が多く、時には何匹かが集まって吸水しているのを見かけるときもあります。

 

吸水中何度か飛んでは止まり、飛んでは止まりを繰り返していたので、キラキラと翅が光って見えてとても綺麗でした。

 

夏の間もオオムラサキやゴマダラチョウ、コチャバネセセリなど多くの蝶の水場になっていた場所も、そろそろ終わりのようです。

徐々に

福島市小鳥の森では夏の終わりを象徴するツクツクボウシの声が目立つようになり、草むらからはキリギリスやコオロギ類の鳴き声が聞こえてくるようになりました。

 

今朝は自由広場のトラロープの上にセスジツユムシのメスがいました。

 

セスジツユムシ

 

夜行性なので昼間は低木や草丈の高い葉の上に静かにいるため、あまり見る機会はありません。

また、この草むらでは歩いていると次から次へといろいろなバッタが飛び出します。オンブバッタ、ショウリョウバッタ、マダラバッタ、エンマコオロギなどいろいろなバッタ類がいました。

 

同じ広場ではお腹が赤く色づいたアキアカネの姿も見られました。

 

アキアカネ

 

このアキアカネを見るようになると名前の通り秋を感じるようになりますね。

 

セミ、バッタ、トンボなど晩夏の虫たちで徐々に秋が近づいていることを実感できました。

森の怪奇現象の季節

小鳥の森のアスファルト道沿いで青いどんぐりがついたままのコナラの枝先がたくさん落ちていました。

 

 

森の中ではこのような光景が何か所かで見られます。

一見、怪奇現象のように見えます。

 

しかし、これは風などによって自然に落ちたわけではありません。

実はこれ、ハイイロチョッキリという7〜9mmほどの小さな虫の仕業なのです。

 

ハイイロチョッキリ

 

この虫はどんぐりの中に卵を産むと、葉のついた枝先ごと切り落とすのです。

 

小鳥の森ではハイイロチョッキリが枝先を切り落とすのはちょうど季節の変わり目あたり。

この頃になると少し秋を感じるようになります。

 

今年もハイイロチョッキリによる森の怪奇現象の季節がやってきました。