福島県の小鳥の森から自然情報をお知らせします。
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すくすくと

ネイチャーセンター入口で枝のようなものが動いていたので近づいてみると、ナナフシ(ナナフシモドキ)の幼虫が歩いていました。

 

 

木の枝にいると、擬態しているのでどこにいるのか分かりにくいですが、木ではない場所でも枝が落ちているように見えるので、遠くからだと案外分かりにくいです。

 

また、草むらではオオカマキリの姿もよく見られるようになりました。

 

 

こちらもまだ幼虫。こんなに小さな体でもカマキリ自慢の前あし(カマ)で自分の体の半分ほどの大きな獲物を捕らえています。

 

涼しい日が続いていますが、昆虫の幼虫たちがすくすくと成長している様子を見ることができました。

夏の気配

雨の日が多く、外に出るのも嫌な梅雨時ですが、晴れ間には雨で活動が鈍っていた虫たちも活発に活動し出します。

 

園内ではクヌギやコナラからは樹液のでている木が増えてきており、多くの昆虫が集まっているのを見かけるようになりました。

 

まず見つけたのはスジクワガタのオス。この個体は体長20mmほどの小さな個体でした。

コクワガタとは大あご(はさみの部分)の形も異なり(コクワガタは小さい個体だと大あごの小さい歯はありません)、翅にはスジが入るのが特徴です。

 

スジクワガタ

 

また、別な木ではミヤマクワガタを見つけました。

 

ミヤマクワガタ

 

まだ翅の黄金色の毛が残っているため、羽化して外に出てきてから間もない個体だと思います。この毛は外で生活していると擦れて抜けてしまうため、この毛が生えそろった姿を見られるのも、夏の始まりの時期だけです。

 

梅雨時の晴れ間に夏のクワガタたちで夏の気配が感じられました。

 

※森の中を散策される際には樹液に集まっているスズメバチにご注意ください。

※小鳥の森での動植物の採集は禁止です。

梅雨入り

南東北も6月7日に梅雨入りしました。小鳥の森でもここ数日雨の日が続いています。

ネイチャーセンターの前では梅雨の時期らしくアジサイが咲きはじめました。

 

 

雨の日が続き、気温も低くく、生き物たちの気配もあまりないように思います。

しかし、森を歩いてみると意外と生き物に出会うことができます。

 

センター前のアスファルト道を歩いているとひらひらと蝶が舞い降りてきました。

 

ミズイロオナガシジミ

 

ミズイロオナガシジミです。

この蝶はゼフィルスという樹上性のシジミチョウの一種です。ゼフィルスは翅が緑色の金属光沢がある種類が多いですが、ミズイロオナガシジミは翅を開いても全体的に黒っぽい色をしています。

 

小鳥の森にはゼフィルスのなかまは他にアカシジミ、ウラナミアカシジミなどが生息していますが、いずれもこの梅雨時期に発生する蝶です。

 

気温や天候で梅雨を感じることが多いと思いますが、この時期ならではの蝶で梅雨を感じることができました。

ようやくその姿が・・・

今年もサンコウチョウが小鳥の森へやってきました。

5月19日に初めてさえずりを確認。

 

それから、森の中から「ホイホイホイ」という声は聞こえるのですが、なかなか姿を見せてくれません。

 

しかし、さえずりを確認してから10日後の今日、ようやくその姿を見ることができました。

 

サンコウチョウ♂

 

ブルーのアイリングに、ブルーのくちばし、長い尾羽のオスでした。

 

待ちに待ったサンコウチョウ。今年の飛来は去年よりも9日遅く、今年も小鳥の森に来てくれるか心配していましたが、その姿を見ることができひと安心しました。

虫の姿も

5月に入り昆虫の姿もよく見られるようになってきました。

 

5月に入ってまず出会ったのはコミスジ。

ミスジチョウの仲間は黒地に白い線が3本入るのが特徴。ふわふわと飛ぶ様子がかわいらしい蝶です。

 

コミスジ

 

 

コミスジを撮っていると濃青色の蝶が目の前を通り過ぎ、下草にとまりました。

トラフシジミです。

 

残念ながら羽を広げてはくれませんでしたが、羽の表の青色は鈍い光沢があり、なんとも言えない美しさがあります。

 

トラフシジミ

 

また、森の中ではヤマツツジが見頃をむかえ、カラスアゲハやクロアゲハが吸蜜に訪れる姿がよく見られました。

 

カラスアゲハ

 

これからのヒョウモンチョウ類、アカシジミやミズイロオナガシジミなどの平地性のゼフィルス類が出てくる季節が待ち遠しいです。

春の虫

カワセミの小径27番〜32番付近にある棚田ではシオヤトンボが飛び交っていました。

シオヤトンボはこの時期に羽化し、小鳥の森では春になると一番最初に見るトンボでもあります。

 

杭の上ではねを休めるシオヤトンボ♂

 

また、棚田の西側の草地ではキタキチョウ、ベニシジミ、ツマキチョウなどの蝶類も見られました。

 

吸蜜中のベニシジミ

 

これから虫の数が増えてくるのが楽しみです。

キビタキ

最近、ネイチャーセンター周辺ではキビタキの姿がよく見られます。

 

今朝はセンター周辺でさえずりも聞こえ、お昼近くにはサシガメ(カメムシのなかま)を食べているキビタキをネイチャーセンター内から観察できました。

 

森の中の緑が生い茂ってきました。木の葉が出てくると鳥の姿が葉で隠れてしまい、声はすれど姿が見えず、鳥を探すのが難しくなります。夏鳥を観察する場合は今の時期がおすすめです。

 

           ネイチャーセンター周辺(4月26日撮影)

        ネイチャーセンターより(4月27日撮影) 

 

 

 

 

夏鳥情報

4月に入り気温が20度を超える日が増えてきました。

ツバメに続き夏鳥の飛来はいつになるかと待ちわびていましたが、

4月17日にはオオルリ、ヤブサメが。

4月18日にはキビタキ、コサメビタキ、メボソムシクイの姿や鳴き声を確認しました。

昨年と比べるとほぼ同じ時期に飛来してきたようです。

この時期によく見るクロジの姿も増えてきました。

ただ来たばかりの夏鳥は通過していくものもあり、安定して姿や鳴き声を確認できるのは

これからになると思います。

(コサメビタキ)

(クロジ)

 

※バードウォッチングをする際には追い回したり、コース以外の場所に入らないよう

 マナーを守って行動しましょう。

またもや雪

この春3度目の雪。

小鳥の森では10cmほどの積雪でした。

 

カタクリは雪に埋もれ、満開になったソメイヨシノには雪が積もり、4月とは思えない光景。

この雪で草花や虫たちに影響がでないかが心配です。

 

雪の中のカタクリ

 

ソメイヨシノ

 

そんな中でも、鳥たちは元気にさえずり、ネイチャーセンター周辺ではマヒワの群れが飛び交い、森からはウソやベニマシコなどの声も聞こえてきました。

 

渡りの途中なのか、メジロも大集団で満開になったソメイヨシノの蜜を吸いに来ていました。

 

ソメイヨシノの蜜を吸うメジロ

 

明日からは晴れ、再び気温が上がる予報です。ようやく春らしくなり、今後の動植物の動きが楽しみです。

春の花

カタクリの花が咲くころになるとよく見られるようになるのがスミレ類。
 

身近なスミレの一つであるタチツボスミレが竹林付近で群生していました。

 

タチツボスミレ

 

他にもアスファルトと側溝の隙間からはノジスミレやコスミレ、森の中ではナガハシスミレやアカネスミレなど、すでに多くの種類が花を咲かせています。

 

ノジスミレ

 

ナガハシスミレ

 

小鳥の森では13種類のスミレの仲間が生育しています。

散策中、かわいらしく咲くスミレに目をとめてみてはいかがでしょうか。