福島県の小鳥の森から自然情報をお知らせします。
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吸水中

小鳥の森でも今日は30℃近くまで気温が上がり、久しぶりに暑さを感じました。

 

ネイチャーセンターの入口ではウラギンシジミが吸水しにきていました。

 

 

この蝶は吸水している姿を見る機会が多く、時には何匹かが集まって吸水しているのを見かけるときもあります。

 

吸水中何度か飛んでは止まり、飛んでは止まりを繰り返していたので、キラキラと翅が光って見えてとても綺麗でした。

 

夏の間もオオムラサキやゴマダラチョウ、コチャバネセセリなど多くの蝶の水場になっていた場所も、そろそろ終わりのようです。

徐々に

福島市小鳥の森では夏の終わりを象徴するツクツクボウシの声が目立つようになり、草むらからはキリギリスやコオロギ類の鳴き声が聞こえてくるようになりました。

 

今朝は自由広場のトラロープの上にセスジツユムシのメスがいました。

 

セスジツユムシ

 

夜行性なので昼間は低木や草丈の高い葉の上に静かにいるため、あまり見る機会はありません。

また、この草むらでは歩いていると次から次へといろいろなバッタが飛び出します。オンブバッタ、ショウリョウバッタ、マダラバッタ、エンマコオロギなどいろいろなバッタ類がいました。

 

同じ広場ではお腹が赤く色づいたアキアカネの姿も見られました。

 

アキアカネ

 

このアキアカネを見るようになると名前の通り秋を感じるようになりますね。

 

セミ、バッタ、トンボなど晩夏の虫たちで徐々に秋が近づいていることを実感できました。

森の怪奇現象の季節

小鳥の森のアスファルト道沿いで青いどんぐりがついたままのコナラの枝先がたくさん落ちていました。

 

 

森の中ではこのような光景が何か所かで見られます。

一見、怪奇現象のように見えます。

 

しかし、これは風などによって自然に落ちたわけではありません。

実はこれ、ハイイロチョッキリという7〜9mmほどの小さな虫の仕業なのです。

 

ハイイロチョッキリ

 

この虫はどんぐりの中に卵を産むと、葉のついた枝先ごと切り落とすのです。

 

小鳥の森ではハイイロチョッキリが枝先を切り落とすのはちょうど季節の変わり目あたり。

この頃になると少し秋を感じるようになります。

 

今年もハイイロチョッキリによる森の怪奇現象の季節がやってきました。

側溝に落ちたもの

ネイチャーセンター前の側溝に緑色に光る虫がいました。

 

 

アオオサムシです。

 

側溝の中にはミミズの死骸がたくさんあるので、それに誘引されて側溝に落ちてしまったのでしょう。

側溝の中にはアオオサムシの他にもオオヒラタシデムシやハネカクシの仲間など、同じく死んでしまったミミズに集まる虫たちがたくさん見られました。

 

オサムシの仲間は後ろ翅が退化していて飛べないため、側溝に落ちてしまうと、なかなか地上に上がることができません。

 

この個体はお腹がパンパン。側溝の中はエサが豊富にあるため、エサには困らなく食べすぎたのでしょうか。

 

道沿いの側溝の中も見ながら歩くと意外なものが落ちているかもしれませんよ。

もうすぐ梅雨明け

小鳥の森でも久しぶりに青空が見えました。

気温も上がり天気も良くなったので、虫たちの動きも活発です。

 

昨日降った雨で湿ったアスファルトではカラスアゲハが長い口を伸ばして吸水していました。

 

カラスアゲハ

 

もう少しで梅雨もあける予報。アブラゼミやヒグラシが鳴くようになりましたが、これからどんな昆虫が見られるか楽しみです。

すくすくと

ネイチャーセンター入口で枝のようなものが動いていたので近づいてみると、ナナフシ(ナナフシモドキ)の幼虫が歩いていました。

 

 

木の枝にいると、擬態しているのでどこにいるのか分かりにくいですが、木ではない場所でも枝が落ちているように見えるので、遠くからだと案外分かりにくいです。

 

また、草むらではオオカマキリの姿もよく見られるようになりました。

 

 

こちらもまだ幼虫。こんなに小さな体でもカマキリ自慢の前あし(カマ)で自分の体の半分ほどの大きな獲物を捕らえています。

 

涼しい日が続いていますが、昆虫の幼虫たちがすくすくと成長している様子を見ることができました。

夏の気配

雨の日が多く、外に出るのも嫌な梅雨時ですが、晴れ間には雨で活動が鈍っていた虫たちも活発に活動し出します。

 

園内ではクヌギやコナラからは樹液のでている木が増えてきており、多くの昆虫が集まっているのを見かけるようになりました。

 

まず見つけたのはスジクワガタのオス。この個体は体長20mmほどの小さな個体でした。

コクワガタとは大あご(はさみの部分)の形も異なり(コクワガタは小さい個体だと大あごの小さい歯はありません)、翅にはスジが入るのが特徴です。

 

スジクワガタ

 

また、別な木ではミヤマクワガタを見つけました。

 

ミヤマクワガタ

 

まだ翅の黄金色の毛が残っているため、羽化して外に出てきてから間もない個体だと思います。この毛は外で生活していると擦れて抜けてしまうため、この毛が生えそろった姿を見られるのも、夏の始まりの時期だけです。

 

梅雨時の晴れ間に夏のクワガタたちで夏の気配が感じられました。

 

※森の中を散策される際には樹液に集まっているスズメバチにご注意ください。

※小鳥の森での動植物の採集は禁止です。

梅雨入り

南東北も6月7日に梅雨入りしました。小鳥の森でもここ数日雨の日が続いています。

ネイチャーセンターの前では梅雨の時期らしくアジサイが咲きはじめました。

 

 

雨の日が続き、気温も低くく、生き物たちの気配もあまりないように思います。

しかし、森を歩いてみると意外と生き物に出会うことができます。

 

センター前のアスファルト道を歩いているとひらひらと蝶が舞い降りてきました。

 

ミズイロオナガシジミ

 

ミズイロオナガシジミです。

この蝶はゼフィルスという樹上性のシジミチョウの一種です。ゼフィルスは翅が緑色の金属光沢がある種類が多いですが、ミズイロオナガシジミは翅を開いても全体的に黒っぽい色をしています。

 

小鳥の森にはゼフィルスのなかまは他にアカシジミ、ウラナミアカシジミなどが生息していますが、いずれもこの梅雨時期に発生する蝶です。

 

気温や天候で梅雨を感じることが多いと思いますが、この時期ならではの蝶で梅雨を感じることができました。

虫の姿も

5月に入り昆虫の姿もよく見られるようになってきました。

 

5月に入ってまず出会ったのはコミスジ。

ミスジチョウの仲間は黒地に白い線が3本入るのが特徴。ふわふわと飛ぶ様子がかわいらしい蝶です。

 

コミスジ

 

 

コミスジを撮っていると濃青色の蝶が目の前を通り過ぎ、下草にとまりました。

トラフシジミです。

 

残念ながら羽を広げてはくれませんでしたが、羽の表の青色は鈍い光沢があり、なんとも言えない美しさがあります。

 

トラフシジミ

 

また、森の中ではヤマツツジが見頃をむかえ、カラスアゲハやクロアゲハが吸蜜に訪れる姿がよく見られました。

 

カラスアゲハ

 

これからのヒョウモンチョウ類、アカシジミやミズイロオナガシジミなどの平地性のゼフィルス類が出てくる季節が待ち遠しいです。

春の虫

カワセミの小径27番〜32番付近にある棚田ではシオヤトンボが飛び交っていました。

シオヤトンボはこの時期に羽化し、小鳥の森では春になると一番最初に見るトンボでもあります。

 

杭の上ではねを休めるシオヤトンボ♂

 

また、棚田の西側の草地ではキタキチョウ、ベニシジミ、ツマキチョウなどの蝶類も見られました。

 

吸蜜中のベニシジミ

 

これから虫の数が増えてくるのが楽しみです。